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婚礼レポート

WEDDING DATA
- 時期
- 2024年10月
- 挙式会場
- 香取神宮
- 挙式スタイル
- 神前式
- 人数
- 13名様
新郎様と、タイにお住まいの新婦様は、仕事でタイに赴いた際に出会われました。頭の回転が早くテキパキと頼れる新郎様。でもその内には、ユーモアと茶目っ気を忘れない温かな心が。そして、ご自身の意思をしっかり持ちながらも、優しさと愛らしい表情で周囲を和ませる新婦様。新婦様は、タイの文化や伝統を守り伝える国家公務員として活躍され、日本の文化にも深い関心をお持ちでした。
新生活の舞台もタイ。だからこそ、歴史と風情が息づく新郎様の地元の近くである「佐原」での結婚式にご興味を持たれました。

日本の美しさと伝統が詰まった結婚式を、佐原のまちで
佐原の文化とあたたかさが感じられる、元酒蔵を改修した「佐原商家町ホテルNIPPONIA」。佐原の伝統的なまち並みの中での「花嫁舟」が叶うことや、日本の伝統美が息づく香取神宮での挙式に心惹かれたおふたり。また、ホテルとして宿泊ができることから、新婦様のご家族がタイから安心して訪れることができること。さらに、成田空港から車でわずか30分というアクセスの良さからも、国を越え、文化を越え、結ばれたおふたりが歩む新たな人生のはじまりである結婚式の舞台として、「佐原商家町ホテルNIPPONIA」を選ばれました。



言葉の壁を超えて、おふたりらしい結婚式を叶えるために
最初は新郎様が通訳をしていただきながら、結婚式の準備を進めていましたが、「自分の気持ちを直接伝えたい」そんな想いから、新婦様は翻訳アプリを駆使しながら、プランナーと英語と日本語で何度もやりとりくださいました。そして、特にこだわられていたのが お衣裳とコーディネート。何度も画像をやりとりしながら、理想の装いを一緒に作り上げていきました。



ふたつの国の絆を感じる、かけがえのない挙式
香取神宮での挙式は、おふたりだけでなく、ご両家にとっても特別な時間。国を越えたご縁を大切にしたいという想いから、日本とタイ、それぞれの国旗バッジをご用意され、ゲストの皆様に身につけていただいた状態で挙式がスタートしました。
そして、おふたりが楽しみにされていた 佐原の花嫁舟。前日から天候が心配されていましたが、まるで祝福するかのように 昼前には雨がやみ、無事に実施することができました。日本らしい文化を感じられる歴史あるまち並みを背景に、しっとりと情緒あふれる時間。国境を越えて結ばれたおふたりの愛が、佐原の美しい風景の中でより一層輝く、そんな瞬間となりました。



新婦様こだわりの洗練されたフラワーコーディネート
新婦様が特にこだわられたのは 青・白・グリーン のフラワーコーディネート。爽やかさと上品さを兼ね備えたコーディネートになりました。自然の優しさを感じるグリーン、純粋さを象徴する白、そして深みと品格を添える青。新婦様の強い想いが形となった特別な空間となりました。また、レイアウトはご家族で1つのテーブルを囲むスタイルでよりアットホームで和やかな空間になるように。こだわってくださったコーディネートは、おふたりのかけがえのない一日を、より鮮やかに彩りました。



鯛の塩釜開きで結ぶ、家族の絆と幸せの瞬間
ご披露宴では鯛の塩釜開きを取り入れられたおふたり。おふたりの門出を祝い、幸せを願う日本の伝統的な儀式を、おふたりだけでなく、ご両家の親御様も木づちを持ち、一緒にご参加いただきました。日本の文化を肌で感じながら、ご家族みんなで力を合わせて塩釜を開く。
その瞬間、笑顔があふれ、国を越えた家族の絆がより一層深まる、心温まるひとときとなりました。



国を超えて、アットホームな家族の時間に
ご家族との結婚式ということで、派手な演出は入れずに美味しいお食事と会話を愉しみながら、家族との時間を大切にする温かなひととき を過ごされました。後半のお写真タイムでは、ご両家それぞれが思い思いにシャッターをおされ、たくさんの幸せな瞬間を残すことができました。そして、お父様の楽しい煽りによって、新郎様から新婦様への キスショットも!笑いと歓声が広がり、アットホームな雰囲気に包まれました。また、お手紙のシーンでは、きっちりとした原稿ではなく ポケットのメモを見ながら語りかけるような形に。その飾らない姿におふたりらしさが感じられ、会場は優しい空気に満ちていました。
華美な演出ではなく、心からの想いを大切にした、家族の絆を深める結婚式。そんな、あたたかい時間が流れる特別な一日となりました。



プランナーより
タイと日本、言葉の違いを超えて、おふたりと一緒に結婚式づくりをしてこられたことは私にとっても大切な思い出の時間となりました。日本らしさと日本のおもてなし、そして何よりおふたりのチャーミングなご関係性を、日頃なかなかお会いすることができないご家族の皆様と感じていただけたことかと思います。おふたりの末長いお幸せを心よりお祈りしております。
