Concept
婚礼レポート

WEDDING DATA
- 時期
- 2025年2月
- 挙式会場
- 佐原商家町ホテルNIPPONIA
- 挙式スタイル
- 和婚人前式
- 人数
- 27名
穏やかな雰囲気をまとう、誠実な新郎様。まるで陽光のように明るく温かいお人柄の新婦様。互いを思いやり、調和を大切にされるおふたりです。
ご結婚式に向き合う中で一貫していたのは「大切な人と楽しみ、感謝を伝えたい」という想い。自分たちらしい方法で、ゲストと心を通わせる時間を過ごしたいという願いをもって、この日を迎えられました。

まち並みとともに心を迎える和の建築
佐原のまち並みを象徴するような歴史ある建築と、和装がしっくりと馴染む落ち着いた空気感。
おふたりが佐原商家町ホテル NIPPONIAに惹かれたのは、SNSで目にした一枚の写真。実際に訪れて感じたのは、非日常でありながらもどこか懐かしさを覚える空間。そして、素材や味にこだわった地産地消の料理と、行き届いた心遣いにご納得いただき、大切な一日を過ごす舞台としてお選びいただきました。


想いをかたちに、心で選んだアイテム
結婚式を人生の大切な節目と捉え、ひとつずつ丁寧に考え抜かれたおふたり。
「ゲストにも参加してもらえる演出がしたい」という想いから、オリーブの苗を植えるセレモニーや、ウエディングキャンバスなど、“かたちに残る”アイデアを取り入れられました。
また新婦様は、ご自身の希望をしっかり持ちながら、当日をイメージされていたご様子。中でも印象的だったのは、新郎様からのお手紙をご披露宴で読んでほしいと願われていたことでした。
少しずつ気持ちを言葉にされていた新郎様のご様子に、打ち合わせの場にも和やかな時間が流れていました。


言葉で結ぶ、心の節目
人前和婚式「縁」が執り行われたのは、木と時のぬくもりに包まれたあたたかな空間。
挙式に先立ちゲストの皆様へお渡しされたのは、「スイッチングレター」と名付けられたおふたりからの手紙。ゲストの皆様に宛てた言葉は、式が始まる前にそっと開封され、読む人の胸に静かに沁みわたっていきました。
緊張感の中にも和やかさのある空気。視線を交わすたびに伝わる気持ちが、式全体を優しく包み込んでいたように感じられました。



愛情が所作に宿る、プライベートなひととき
披露宴の始まりを飾ったのは、親御様との「ファミリーミート」。ゲストが入場する前に、親御様と初めて対面するこの時間は、おふたりにとって特別な意味を持っていました。
そして、新婦様のお母様による「紅差しの儀」。愛情が宿る優しい手つきで筆を添えるその姿は、これまでの時間を静かに想起させるひとときとなりました。



共に描く、祝福の風景
披露宴のテーマは“感謝を伝える”こと、そして“共に過ごす時間を楽しむ”こと。
お打ち合わせの中で丁寧にご準備されたオリーブの植樹、ウエディングキャンバスなど、参加型の演出を随所に散りばめました。自らの手で土を触れ、色を添えることで、ゲストもまたこの時間の創り手となれるよう工夫された構成は、おふたりの優しさを鮮明に映し出していました。



あたたかな感性がにじむ空間演出
装飾のひとつひとつにも、様々な意図と美意識が込められていました。
会場全体との調和を重んじながら、いくつかのカラーで試作されたプロフィールブック。
筆記体であしらわれた席札と、黒いリボンで束ねられたメニュー表は、上質さの中にやわらかさを宿すデザインに。
さらに、オリーブの鉢や瓶、スコップなどの小物まで世界観を統一し、空間全体で“ふたりらしさ”を表現されました。
ブーケも、形・色・質感に至るまで細やかに検討を重ね、フローリストと一緒に理想のかたちを創り上げていかれました。



プランナーより
改めましてこの度は誠におめでとうございます!
おふたりのこれから先もずっと思い出に残る大切な1日をお手伝いさせていたけましたこと心より嬉しく思います。
素敵なご縁をいただきましてありがとうございます!
ファミリーミート、会場コーディネート、ブーケ、ペーパーアイテム、ゲスト参加型の演出等、アイテムと演出1つ1つに込められたおふたりの想いが当日カタチとなり、
皆様が笑顔になる瞬間が沢山あり、楽しんでいただけるお時間となりましたね。
これからもおふたりらしく、笑顔溢れる素敵な家庭を築いてください。
おふたりの末永い幸せを、心よりお祈りしております。
また、おふたりとお会いできる日を楽しみにしております!
