商家町佐原全体が「ひとつのホテル」
600年の歴史に滞在する

佐原商家町ホテル NIPPONIAは、佐原の町をゆるやかにひとつのホテルと見立て、 築100年超の商家を含む3つの棟が町に点在する宿泊施設です。
時を重ねた歴史ある客室での滞在や、関東一の食の産地千葉の味覚を愉しむ本格フレンチ、 近隣の銘店や店舗と連携した街歩きなど、 佐原の歴史に溶け込むように泊まる新しいスタイルの宿泊体験をご提供しています。

重要伝統的建造物群保存地区

商家町 佐原

佐原の町は、日本三大神宮、下総国一宮と称される香取神宮領内の農村集落でしたが、約600年前から小野川沿いに宿場町や商業都市が形成されていきました。江戸時代になると徳川家康の命により利根川の大規模な瀬替えが行われ、小野川が利根川と繋がったため、佐原は東北と江戸を繋ぐ舟運の拠点として大いに発展しました。卸売業や醸造業が多かったことから、大型で妻入り寄棟瓦葺きの建物が多く残っており、蛇行して流れる小野川沿いの水郷商都が重伝建地区に選定されています。

「お江戸見たけりゃ佐原へござれ
佐原本町江戸優り」

江戸後期から明治前期にかけて佐原の町は最も発展しました。 『日本国中、正月の元日から商売の出来るのは、伊勢の山田と下総の佐原である』と謳われ、全国から商人が集まり、往来する舟や人は昼夜を問わず止むことはなかったと言われています。 全国を歩いて測量し、正確な日本地図を作成した伊能忠敬を輩出するなど、文化の面でも江戸に匹敵する発展を遂げました。 時代の流れの中で東京は江戸の姿を失いましたが、佐原には今もその町並みや文化が残っています。江戸時代から続く佐原の大祭はユネスコ世界無形文化遺産に登録されています。

豊かな水源と肥沃な土壌で
江戸を支えた関東一の食料庫

三方を海で囲まれ、温暖な気候と豊かな土壌をもつ千葉は、新鮮な海産物・農産物に恵まれています。農業生産額は全国4位を誇り、様々な農林水産物の主要産地となっております。また醤油や酒の醸造業も盛んで、江戸時代中期には町中に35軒もの造り酒屋が立ち並んでいました。

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時の堆積をそのままに
建物の魅力を蘇らせるリノベーション

私たちは建物が最も輝いていた時代の趣や風情を取り戻し、古民家の良さを「そのまま生かす」ことを大切にしています。すすけた壁や天井。変色した土壁や天井板。傷のある柱。例えばこういった、経年劣化や汚れと見られがちなところも、全て新しくきれいにはしてしまわず、建物の持つ時間をできるだけ残しています。古民家に身を置くと「懐かしい」「なぜか落ち着く」そんな風に感じるのは、その時間の堆積を無意識に感じ取っているからかもしれません。窓やたたみ、土間、縁側、建具には、日本人が大切にしてきた暮らしが息づいており、地域の歴史や風土、生活文化を今に伝えてくれています。断熱性や遮音性が現代建築に比べると十分ではない部分がございますが、建物に積み重なった時を感じることで、ここ佐原ならではのひとときをお過ごしいただけるよう願っています。

ひとつの情景から、いくつもの喜びを。
〝時〟を旅するホテル

ホテルの運営は、「VMG HOTELS & UNIQUE VENUES」。伝統的建造物群保存地区に残る建造物や国指定文化財を活かしたブティックホテルです。その町や建物の歴史・背景を尊重して一つひとつ異なるコンセプトを紡ぎだし、まちに溶けこむように泊まる、時を越えた体験をご提供しています。

NIPPONIA

その土地の文化・歴史にとけこむ新しい旅の体験

NIPPONIAとは、各地に点在して残されている古民家を、 その歴史性を尊重しながらリノベーションを行い、 その土地の文化や歴史を実感できる施設として再生していく取組みです。

NIPPONIA特設サイト